旦那の葛藤
なぜ義兄弟に私達夫婦が嫌われていたのか。
その原因は姑にある。
とにかく姑は、女王様気質、自分が一番!なんでも自分が知ってたい!人を蹴落として自分を上に見せたい!人だった。
孫をけなして自分がいかに出来る人間かを語る様な人だった。
おっとりときつい事をさらっといえる人だった。
義兄、義姉がうちに遊びにきて帰ったあと、悪口を私達にずっと言っていた。
だから同じように私達と顔を合わせたあと、義兄、義姉に私達の悪口を電話などで言っていたんだと思う。
同居してるから毎日顔を合わせていたため、かなりの量の悪口、いえ、いかに自分がかわいそうかを義兄弟に語っていたのだろう。
その中には、遅くしてできたかわいい末っ子旦那が私にとられた!むかつく!って思いも含まれていたようだ。
だから義兄弟から私達夫婦を自分の母を苦しめた人達と認識していたらしい。
たしかに姑と私は仲がよいわけではなかった。が、喧嘩も特にしたことがない。
本当に顔も見たくないほど嫌いなら15年も同居してないでしょうよ、姑も。
でも姑の洗脳によって義兄弟は私達を嫌がらせすることにしたようでした。
とにかくこの状況が旦那の精神面にもよいわけではないのは目に見えていた。
すぐに弁護士を探して間にいれることにした。
弁護士に相談したところ、
・家をでていく必要はない
・家賃を渡す必要はない
と教えてくれた。
が、近所に住む義姉が
「今から仏壇拝みにいくから。家賃用意しといて。」
と連絡がくるようになった。顔を合わせるのがイヤで外へ逃亡。
義姉は介護の時に姑の荷物をとりにくる用という名目で家の鍵を持っていっていた。
その鍵で自由に出入りできる。一応最後の常識的(?)に来る前にメールはくれていたのだがいつくるかわからない義姉におびえて暮らす日々だった。
それにすごく疲れてきた。
旦那と話しあった。
そこまでしてこの家がほしいかと。
もともと旦那は次男でこの家を出るべき人間だったんだから、もう家をでてもいいのでは?
同居までしてこの状況に耐えられない。
私はこの家がほしいわけではないし、この家を出たいと。
旦那は大学の4年間以外ずっと実家に住んでいたため、すごくその土地に愛着があった。
「家族」が大好きだったから、「家」をまもっていくことにすごくこだわっていた。
長男が家や仏壇の面倒をみないのなら自分が見ていきたいといつもいっていた。
だからすぐこの家を捨ててでていこう!とは言えないけれど、こんな状況になってちょっとは家をでようか考えたようだった。